労災保険特別加入制度は一人親方の味方

通常の労災保険で保護されない一人親方にとって労災保険特別加入制度は強い味方です

組合に加入するために必要な費用

一人親方が労災保険に特別加入するには、加入する団体に労災保険料と組合費など諸経費を支払わねばなりません。このうち労災保険料は金額が法定されていますのでどの団体でも同じになります。よって、どの団体に加入するかを選ぶ場合、費用面では組合費その他の諸経費を比較するということになります。

組合費の額は月額で提示されているところがほとんどであり、いかに組合費が低いかが各団体のアピールポイントのひとつになっています。また、この組合費は様々な割引サービスの対象になっており、2年目の更新時には割引を受けることができたり、知人などを紹介して団体の加入してもらうことで紹介割引を受けたりできるところもあります。

組合費以外の費用としては加入時のみ発生する入会費、2年目の更新時に必要になる更新手続きの手数料などがあります。また、万が一労災に遭ったときには補償を受け取ることができますが、そのためには手続きが個別に必要です。そういった手続きは組合が行ってくれるのですが、この申請手続き費用が必要になることもあります。そのほか、組合員証を紛失した際の発行手数料、組合を退会する際の退会手続き費用などを請求してくるところもあります。

組合によってはこれらの費用のいずれか、または全部が無料のところもあるので、費用面で安い組合を選びたいときはこれらの支払いが必要のないところを選ぶと良いでしょう。だだし、各組合は通常の手続き以外にも様々な福利厚生を用意しているところが多いので、それらも含めた総合的な見地から加入する組合を選びましょう。