労災保険特別加入制度は一人親方の味方

通常の労災保険で保護されない一人親方にとって労災保険特別加入制度は強い味方です

労災保険特別加入の条件

一人親方労災保険組合に労災保険特別加入することができる条件についてまとめてみました。

①雇用されていない
一人親方労災保険組合に加入するためには会社から雇用されず個人で仕事をやっていることが条件となります。個人で仕事をとってきて、個人で仕事を完結するような人が対象となります。ただし、1年間で延べ100日未満の労働者の使用なら認められるケースがあります。つまり、1年間で100日未満なら一人親方でも別の労働者を使用しても良いということです。ちなみに、一人親方は個人事業主はもちろん、法人化されていても条件を満たす上で問題はありません。会社や組織に所属している場合でも、雇用関係になく、あくまでも個人の請負契約で仕事をやっていることが条件となります。

②加入できる職種が限定されている
解体作業、道路工事、配管工事などの各種工事、大工、とび、などが一人親方労災保険組合に加入できる職種に該当します。詳しくはホームページに掲載されているので、自分の職種が条件を満たしているか事前にしっかりとチェックしておきましょう。

③健康診断が必要な場合もあります
職種によっては加入条件として健康診断が必要になる場合もあります。粉じん作業、振動工事など特殊な業務経験がある方は事前に健康診断が必要となります。健康診断の結果によっては一人親方労災保険組合に加入できない場合もあるので注意が必要です。ちなみに健康診断は無料で受けることができます。